雨漏り放置のリスクについて
前回のブログでは、雨樋の詰まりによる雨漏りについてご紹介しましたが、
実際に一番多いのは屋根や外壁が劣化し、亀裂や隙間が生じたところから
雨水が室内に侵入したり、屋上の防水層の劣化や施工不良から十分な
防水機能が得られず、雨水が室内に侵入したりするケースです。
貴社の工場や倉庫などの天井や壁を見回していただいて、
下の写真のようなシミが出来ているところはないでしょうか?
①天井のシミ
②壁紙のシミ
③天井点検口のシミ
もしかすると、このようなシミに気付いていても、
「室内に水が滴っていないし、業務に支障もでていないので大丈夫」と、
見過ごされている方がいらっしゃるかもしれません。
ですが、その状態は建材が水を吸い込んでいるから、
まだ室内に水が滴っていないに過ぎないのです。
雨漏りは放っておいて自然に直ることはありません。
実際の例をご紹介します。
③の天井点検口にシミが出来ていた現場ですが、点検口を開けて
内部を見てみると、木毛板(もくもうばん)が雨水を含んで大きな
シミとなり、黒カビが発生しているところもありました。
このまま放っておくと、いずれは室内に被害が広がり、
次のようなリスクが発生する可能性があります。
・建材の種類や漏水量によっては天井崩落
・水濡れによる機械の故障や製品の汚損、破損
・機械故障や室内作業不能による操業停止
・カビなどによる健康被害
・漏電による火災発生 など
また、建材の強度が低下し、建物自体の強度低下に繋がる
可能性も否定できません。
このような大事に至らないようにするためには、
異常に気付く前の定期点検が重要です!
以下の耐用年数を参考にしていただき、
早めの点検をご検討ください。
弊社ではお客様と綿密なお打合わせの上、操業への影響を
最小限に抑える形で施工計画を立てさせていただきます。
ご不明な点やご相談事がございましたら、
是非お気軽にお問い合わせください!